• 「生きていれば、また会える」

ちひの手紙に書いてあった。
誰だって人の死に出くわす日も来るのだ。
「」内の言葉を読んで急に眉間に皺を寄せた。
あのころ丁度、グループ展のメンバーは、Koさん×ちひ、ki4×自分とカップル同士だった。
話は弾み笑っては夜が更けて四人の展示の為に準備活動をkoさんのアパートに、よく集ったものだ。
先のことは本当に見えないもので。

そして皆バラバラになった。

「今」が永遠と続くなんて想うことは甘ったれたことだろう。


どうかKが先立つ前に私の呼吸が止まればいいと願うばかりだ。
謝々